“アリゾナ老人シリーズ”は、やっぱり多分偽物

 ITmediaでフォローされたが、これを読んでの自分の感想は、前回のエントリとあまり変わっていない。すなわち、やっぱり多分偽物だろうと思っている。

 理由としては、主に2点。まず前回のエントリで挙げたような疑問点が解明されていない事。次に、このインタビューがメールで行われていとしたら、本人以外の別人であっても回答可能である、という点からである。

 もちろん、この老人が本当に実在するアニメオタクであれば非常に面白いと思うし、自分にもいろいろと聞いてみたい事がある。だが残念ながら、「ITmediaが記事として取り上げた」という1点のみを根拠に、この老人の実在を信じる事は自分には出来ない。記事の内容を見る限りでは、この老人の実在を保証するような情報性はなく、信憑性は不明のままだ。

 また個人的に、海外翻訳記事以外のITmedia内製記事には、いささかおふざけ色の多い物もあり、(話題性しては面白いと思うが、ニュースとしては)あまりアテにしていない部分もある(特に岡田記者の記事は警戒している)。そもそも、海外翻訳記事がなければ、ニュースメディアとしての価値は、それほど無いサイトなのではないかとさえ思ってしまう事も、たまにあったりする。(本当に、たまにね)

 「ITmediaだから嘘だ」と決めつけたりはしないが、眉に唾をつけて読んでみた結果として、今回のフォロー記事に関しては、どこまで信頼に足る物なのか、大いに疑問だと思っている。