AndroidタブレットがiPadに勝てないシンプルな理由

 Twitter に書こうと思ったら、中途半端に長くなったので、こっちに。
 Android タブレットがパッとしないのは、そのネーミングにも原因があるように思う。iOS の場合、「電話= iPhone」「タブレットiPad」とてもスッキリと棲み分け出来ている。
 ところが、Android の場合は、Android と聞いて連想されるのは電話であってタブレットではない。
 こういったガジェットに興味のあるユーザーならともかく、まったく普通の一般消費者にとっては「Android = 電話」 の構図が成立している現在、iPad の対抗馬として Android タブレットという物をイメージするのは難しいのではないだろうか。
 結果として、電話では「iPhone vs Android」の構図が成立するが、タブレットにおいては「iPad vs その他大勢の烏合の衆」という状況になってしまい、これはマーケティング上とてもよろしくない。

 よって、この状況を打開するためには、Google は、タブレット用の OS に Android と全く別個のキャッチーなネーミングを与えるとよいかもしれない。電話用、タブレット用、中身はまったく同じ OS であっても、マーケティング上の施策として別ブランドを与え、iPad への対抗軸とするのである。
 もっとも、この案にしても現実に製品を販売する個々のメーカーの都合があるし、そもそも、今から始めても遅きに失した話ではないか、といった意見も当然あるとは思う。それに、自分個人の好みとしても、中身が同じ Android OS なのに商売の都合で別の顔をする、というのは気持ち悪くはある。