ファンタジーアースゼロの仲良し反省会 その2

FEZ スクリーンショット


前回エントリの続き。

この仲良し反省会のクライマックスは、特定個人の行動に焦点が当たった時だ。反省会において、特定の個人の行動にまで話題が及ぶ場合は、えてしてそれが致命的なミスであった場合が多い。「建ててはいけない場所に自軍の本拠地を建てた」「重大な戦略情報の報告を間違った」「決定的な場面で出してはいけない種類の召喚獣を呼び出してしまった」etc etc。もちろん、個人叩きをしても意味はない。しかし、戦況に対して致命的な影響を与えるような大きなミスを犯した個人には、相応の自覚は必要だ。そして、そういったミスをおかした本人は、ほとんどの場合、自分のミスを認めてきちんとした反省を行っている場合が多い。

ところが、ここで本人の反省に対して「気にしなくていいよ」とか「それくらい大丈夫だよ」といった、斜め上のフォローを入れ始める人達が現れるのである。いや、そもそも「気にしなく」よかったり「大丈夫」だったりするようなレベルのミスなら反省会で話題になるわけがない。「次回から気を付けよう」とか「次から頑張ろう」という間違えを認めた上で次につながるようなフォローならまだ分かる。しかし、驚くべきことに彼等は「気にしなくていい」とか「大丈夫」といった、問題の存在そのものを隠蔽する方向に持って行ってしまうのである。重大なミスに対しては「気にして」もらはなくては困るし、それが「大丈夫」では話にならない。

ゲーム内の反省会や講習会において、こういった明後日の方向を向いた「良いこと探し」を始める人たちの存在は極めて謎だ。様々な問題点や反省点を「曖昧」にしたり「見なかった事」にして、一体なにがしたいのだろうか? ネガティブな話題の最中に、明るい(と本人が思っている)話題を提供すれば、周囲から自分が「良い人」に見えるとでも思い込んでいるのだろうか?(寒い勘違いだ)

もっとも、このエントリではFEZの戦争後の反省会において不思議な生態を見せる人々のことを話題にしたが、FEZの戦争評価システムには、そもそもそれ以上の根本的な欠陥が存在している。そして、その欠陥がマトモな反省会の開催そのものを困難にしている。このFEZにおける戦争評価システムの根本的な欠陥については、またそのうち具体的にとりあげてみたい。